0184-74-3308 お問い合わせ

News

2023.12.19

松尾芭蕉が訪ねた「おくのほそ道」最北の地

松尾芭蕉をも魅了した『にかほ市』

 

秋田県にかほ市象潟は、かつては無数の小島が浮かぶ「潟湖」でした。
日本三景の松島に並び「東の松島、西の象潟」と称された景勝地として知られるようになり、松尾芭蕉が「おくのほそ道」で最北の目的地として訪れました。
芭蕉は松島湾に広がる松島と、鳥海山を背にした入り江の象潟に対照的な美しさを感じ、

 

「松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし」

 

と表現しました。
さらに象潟の美しい風景の中、雨に濡れている可憐なねむの花に中国の悲劇の美女西施(せいし)を彷彿させ、

 

「象潟や雨に西施がねぶの花」

 

と詠んでいます。

「ねぶの花」とは、もちろんねむの花のことです。
にかほ市の花としても親しまれ、市内に多く生育しています。
7月に見頃を迎えるねむの花は、象潟モンゴルビレッジバイガルの夕陽ブランコの横にありますので、ぜひシーズン中にご覧いただきたいと思います。

 

 

 

象潟・九十九島

 

 

象潟独特の風景の九十九島は、103あまりの島々が田園地帯に浮かんでいるように見える景勝地です。

1804年に地震が起き、隆起して潟湖が陸になり、現在のように世界でも珍しい「歩いて周れる島々」のような水田風景になりました。
国の天然記念物に指定されています。

四季折々、島々が浮かぶ情景を、蚶満寺や、道の駅象潟「ねむの丘」展望塔から見ることができます。

吉永小百合さんが出演するJR東日本大人の休日倶楽部CMで注目されたこともあります。

 

 

道の駅象潟 ねむの丘

 

 

東北最大級の道の駅・象潟 ねむの丘は、敷地が2万坪の遊び心いっぱいの施設です。
6階の無料展望塔からは、日本海・鳥海山・天然記念物九十九島が360度見渡せてロケーション抜群です。

建物の奥、海を見渡せるふれあい広場に、

 

「象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花」

 

の由来となった中国4大美人「西施」像と石碑が建立されています。

「西施」像は蚶満寺の境内にも建立されております。
2体の像はどちらも美しく、どちらもご覧いただきたい美女像です。

 

かつて、松尾芭蕉が「おくのほそ道」で、名文と名句によって象潟を紹介すると、芭蕉の足跡をたどり、たくさんの文人たちが象潟を訪れるようになったそうです。
松尾芭蕉をはじめ、小林一茶など、文人たちに愛されたにかほ市象潟の、数あるスポットを巡ってみてはいかがでしょうか。

 

 

象潟モンゴルビレッジバイガルは、2023年の今シーズンの営業を終了しております。

お問合わせ先 0184-74-3308
象潟モンゴルビレッジバイガル

11月上旬~3月下旬は転送電話で金浦温泉学校の栖に繋がります)

 

金浦温泉「学校の栖」は、明治7年から昭和55年まで「大竹小学校」だった跡地につくられた温泉宿です。

桜と欅、竹林に囲まれた平屋で静かな一軒宿。
観光・レジャーの拠点宿泊施設として、休養や湯治として、また会合や宴会等のくつろぎの場としてご利用くださいませ。

 

金浦温泉「学校の栖」
https://onsen-sumika.com/

お知らせ一覧へ