
氷点下の草原で暮らすということ
秋田では今年、例年よりも雪の多い冬となりました。
白い景色が長く続きましたが、少しずつやわらかな日差しが差し込み、春の気配も感じられるようになっています。
一方、モンゴルでは現在も氷点下10℃を下回る日が珍しくありません。
地域によっては氷点下30℃を超える厳しい寒さが続き、乾いた空気と強い風が草原を吹き抜けます。
寒さは単なる数字ではなく、暮らしそのものに直結する自然の力。
そんな環境の中で、人々は冬を越すための知恵を築いてきました。
ゲルとともにある冬の生活
モンゴルの移動式住居・ゲルは、極寒の中で生まれた住まいです。
厚いフェルトで覆われ、冷たい風を防ぎながらも、内部は効率よく暖かさを保てる構造になっています。
広大な草原で家畜とともに暮らす遊牧民にとって、冬を越すことは何よりも大切な営み。
その中心にあるのが、「火」でした。

みんなで囲む食事の意味
モンゴルの鍋文化で重要なのは、「みんなで同じ鍋を囲む」ことです。家族や仲間、客人と鍋を共有することは、信頼や絆の象徴でもあります。遊牧民社会では助け合いが不可欠であり、食事はその関係性を再確認する大切な時間なのです。
日本の鍋文化と同様に、鍋を囲むことで自然と会話が生まれ、心も体も温まります。モンゴルの場合は「生きるための食」「分かち合う食」という側面がより強調されている点が印象的です。
火は「暖かさ」以上のもの
ゲルの中央には、必ずストーブが置かれます。
火は暖房であると同時に、料理をつくり、湯を沸かし、家族を守る存在。
外は凍てつく白い世界。
けれど、ゲルの中には火のぬくもりがあります。
モンゴルの冬において、火は単なる熱源ではなく、命をつなぐもの。
自然の厳しさと向き合う暮らしの中で、欠かすことのできない存在です。

寒さがあるからこそ生まれるぬくもり
夜、外の風が静まり、白い草原が闇に包まれるころ。ゲルの中では火が静かに揺れ、木がはぜる音が響きます。
寒さがあるからこそ、そのぬくもりはより深く感じられます。
人は自然の厳しさの中で、あたたかさの価値を知るのかもしれません。
秋田・象潟の冬もまた、静かな季節です。
外の冷たい空気と、室内のあたたかさ。その対比は、モンゴル草原の暮らしとどこか重なります。
火のある暮らしの知恵は、食事の時間にも息づいています。
寒い季節だからこそ、あたたかな料理を囲む時間は格別です。
象潟モンゴルヴィレッジバイガルでは、冬の夜をより豊かにお過ごしいただけるお食事プランをご用意しております。
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2025年11月以降は3棟のみご宿泊可能となっております。冬の象潟とモンゴルゲルの異空間をお愉しみくださいませ。
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